夏祭り前になると、押し入れから引っ張り出してくるこの提灯
今年で3年目となります。
3年前に、ご利用者の皆さんに画用紙を切ったり、貼ったりして一つ一つ作った提灯たち
本物の灯りはつかないし、形もいびつだし、のりの跡もあったりするけれど、
わたしは、なんだかとても大好きです。
柱からピンと紐を張って提灯がつるさがると、
そこには、ぽっとあかりがともるのです。
あぁ、夏祭りはじまるんだなぁって。ちょっとわくわく。そんなあかり。
提灯たちを眺めながら、ついつい炭坑節を口ずさむ。そんなあかり。
でもね。ついに言われた。利用者さんに
「なんだか(提灯)ゆがんでるね」
あぁ、やっぱり今年が潮時かしら。
思えば、提灯に書いてある「そな~れ夏祭り」の文字。今はそな~れにいない方が書いてくださったもの。
そういえば、最初の頃は紐の張り具合がわからなくて、夏祭りのおみこしに引っかかっちゃったりしたなぁ。
盆踊りの祭囃子も、みんなの歌声も、笑い声も、この提灯は一緒に夏祭りを見てきてくれた。
もしかしたら今年で卒業の提灯たちかもしれないけれど、
今年の夏祭りも提灯たちと一緒に楽しみたいと思います。