寒中お見舞い申し上げます


昨年は、2月からの新型コロナウィルス感染拡大で、世界中が振り回された年でした。
そな~れにおいても、ああでもない、こうでもないと、職員一同不安を抱える中、様々な行事の中止や規模の縮小、面会の制限など、ご利用者ご家族様に不便をおかけする一年でした。そんな中でも、地域の方にお披露目した七夕飾り、昼間のキャンドルナイト、交流館での作品展開催など、どうしたら外部と交流できるか、いかに楽しめるか、なんとなく慣習でやってきてしまった方法を見直し、違うやり方に挑戦する良い機会を頂いたように感じます。

特にこども園との交流では、毎月1回の交流がままならない中、子ども達が散歩の途中で顔を見せに寄ってくれたり、運動会の演目お披露目では時間帯を変えることでいつもよりたくさんのご利用者が参加できたりと、例年以上に交流を深められたように感じました。毎月の地道な交流の積み重ねでできたつながりの力に励まされました。

そな~れは、今年の秋で20周年を迎えます。「思っているなら、行動におこしなさい」のひと声で始めた小さな集いから、デイサービスとして歩んだ10年は、小規模多機能ホーム、グループホーム開設につながりました。
そして日々の暮らしを共にするケアに、戸惑いながらもがむしゃらに向き合ったこの10年。地域の皆様に支えられながらも、今の暮らしを維持できるよう、怪我をせず、病気を悪化させず、24時間365日、支えていくことの難しさを痛感しました。

ご利用者の「神様は困らないようにしてくれる。念じれば道は開くよ」の言葉に励まされ勇気をいただき、今日まで歩みを進めることができたと感謝しています。今年は、この20年の出会いの中で得たもの、つながりをもとに、次の10年に向かって気持ち新たに飛躍する年にしていきたいと思います。

“そな~れ”が“そな~れ”らしくあること、ご利用者ご家族様の住み慣れた地域での穏やかな暮らしを支え続けること、そしてスタッフが夢を描いてステップアップできるやりがいのある職場であること、そのために経営の基盤を盤石にし、新しい力を取り入れ前進していきたいと考えています。特に、医療連携を視野に入れ、転びにくい身体づくり、悪化させないための生活機能向上に取り組んでいきたいと思っています。
いくつになってもウキウキ、ワクワク楽しむ心が若返りの秘訣です。
ご利用者、ご家族、スタッフ、地域の方々と一緒に、コロナ禍でもワクワクの種を見つけていきたいと思います。