寒中お見舞い申し上げます


おそばせながら、寒中見舞い申し上げます。

皆様いかがおすごしでしょうか。

令和という新しい時代を迎えた昨年、そな~れは新生デイサービスに向けて模索した1年でありました。

ここ数年の通所介護業界は大きく様変わりし、介護予防が重視され、短時間、運動型通所介護が主流となりつつあります。そな~れの民家を活用しのんびりとした雰囲気だけでは厳しい状況です。「ご利用者様、ご家族様のニーズは?」「必要とされるデイサービスは何なのか?」改めてアンケートやスタッフとの話し合いを重ねる中、「そな~れのデイサービスに通いたい」「ご利用者がいる限り続けたい」の声に後押しされ、初心に戻り、もう一度再生を図ろうと思いました。

新生デイサービスを思い描いた時、まず思い浮かんだことは、60代の私たちが通いたくなる居場所になったらいいということでした。
私がもしデイサービスに行くのなら、「自分のやりたいこと、好きなことを自ら選びたい」「身体の調子が良くなって健康でいたい」「すきな園芸や料理を続けたい」「友人たちと旅行にいきたい」…そんなわくわく、ときめく場所がいい!

「一日の過ごし方を自分で選ぶ」デイサービスへ!

部屋の前に広がる庭に回遊性をもたせ、思わず歩きたくなるようにします。そして、体操等の時間に加え、好きなこと、やりたいことができる環境を整える事で、知らず知らずのうちに、できる事を増やしていくデイサービスを目指していきます。
人生の最終ステージを最後まで自分らしく、「年だから…」とあきらめるのではなく、自分を、そして歩んできた道のりを肯定できるよう、そのお手伝いができる存在でありたいと思います。

デイサービスの休みの日を活用したでん伝体操の集まりは、参加者の横のつながりで盛況な様子です。敷地内にある駄菓子屋の小さなテーブルで宿題を広げたり、店番とおしゃべりしたり、時には将来の夢を聞かせてくれる小学生の姿があります。月に2回のこども食堂も少しずつ定着してきました。

ただ今、デイサービスの庭を改修中です。駄菓子屋に、こども食堂に、
そして新しい庭に、地域の方が気軽に立ち寄れ集える居場所になればと
願っています。

写真はご利用者様が作ったねずみの起き上がりこぼし