最近のお気に入りの写真。
昨年末のグループホームの大掃除の様子を撮ったもので、特におもしろいことが起こってたり、とってもいい笑顔だったりするわけでもない、何の変哲もない写真
でもなんだかお気に入り。
学生のころから好きな歌があります。ハナレグミの「家族の風景」(作詞作曲永積タカシ)
♪キッチンにはハイライトとウィスキーグラス どこにでもあるような家族の風景
7時はかえっておいでとフライパンマザー どこにでもあるような家族の風景
友達のようでいて 他人のように遠い/愛しい距離が ここにはいつもあるよ
(中略)何を見つめてきて 何と別れたんだろう/語ることもなく そっと笑うんだよ♪
この写真を見たとき、なぜだかこの曲が口から歌がこぼれてきました。たぶん、私の勝手な想像からいくと、この歌詞の家族は子供も大きくなってきた核家族。
グループホームに暮らす9名は他人です。スタッフも他人。ご利用者の平均年齢は90オーバー。歌詞の家族とは全然違うけど。共に生活する仲間
他人だからこそ優しくなれたり、家族じゃないから気づけない機微もある。一緒にずっといるから、ときにはいらいら、ひりひりもしたり。でもそれ以上に一緒にずっといるから気づけた、小さな小さな発見、くすっとなっちゃったこと、お互いの間合い…いっぱい、いっぱいある。
“友達のようでいて 他人のように遠い/愛しい距離が ここにはいつもあるよ” “語ることもなく そっと笑うんだよ”
リビングには童謡集とお湯呑 ちょっと散歩行ってくる お茶までには帰ってくるから そなーれの暮らし